「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」とは
厚生労働省によって新設された医療制度で、歯科医院が定められた基準を満たすことで認可を受けることができる、地域完結型医療推進を行う歯科医療機関のことをいいます。
患者さま一人ひとりへ、「生涯にわたって安心・安全な治療を提供」することはもちろん、「定期的なお口の健診や予防を図る」ことで、患者さまの健康に寄与することができると認められた歯科医院です。
全国約70,000ある歯科医院の3.8%が認定されております。
当院は、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所「か強診（かきょうしん）」に認定されました。
かかりつけ歯科医強化型診療所に認定されるための要件
１、医療安全対策及び、高齢者の口腔機能管理に係る研修を受けている常勤の歯科医師が在籍していること
２、歯周病予防やメンテナンスができる常勤の歯科衛生士が在籍していること
３、在宅医療を行う医科や緊急時の連携している保険医療機関があること
４、AED・酸素・救急蘇生薬剤など緊急時に対応できる設備、器具などがあること
５、滅菌・感染防止に必要な設備があること
６、今までに訪問歯科診療や歯周病のメンテナンス、補綴物の維持管理を行なってきたこと
かかりつけ歯科医機能強化型診療所（か強診）の強み
当院は、これまでも歯周病の治療や予防に力をいれてきました。
かかりつけ歯科医機能強化型診療所（か強診）に指定されたことで、今後は歯周病だけでなく、虫歯の予防や通院困難な方への口腔内ケアを強化し、お口の機能低下の重症化を包括的に防ぐことができます。つまりは、一人の患者様を乳幼児期から生涯に渡り継続的に安心・安全な歯科医療を提供できる歯科医院になりました。
これまで歯茎の状態がよろしくない方や虫歯のリスクの高い小児でもクリーニング・メンテナンスは３〜６ヶ月に１回、もしくはPMTCなどは「保険診療外」でしたが、か強診により毎月クリーニング・メンテナンスが「保険診療内」でご提供できるようになりました。
この制度によって、削って詰める治療優先型の歯科医療の在り方を改め、「虫歯にさせない、歯を失わない」ための継続的なメンテナンスが「保険診療」でご提供できるようになりました。
注 これまで歯科衛生士による口腔清掃指導を定期的に受診されていた患者様に関しましては保険診療の改定により、窓口での負担金の増加に御理解下さい。
また、インプラント治療を受けられた患者様の定期的なメンテナンスに関しましては、保険診療外となる可能性があることも併せてご理解頂くようお願いいたします。